(この記事は5分くらいで読めます)
でも仕事量は変わらないから家で作業するしかない
これって本当に意味あるの?
今回はこんな悩みを解決出来る記事です。
僕自身、仕事をする上で残業は出来るだけしない方が良いと思ってます。しかし、最近よく言われる働き方改革には正直疑問しかありません。
この記事では「理解のない働き方改革はむしろ崩壊に繋がる事実」を知ることが出来ます。
サラリーマンも働き方が昔と変わってきています。AIなどのテクノロジーの導入で今後もどんどん変化してくるでしょう。
そんな中、国が発表した「働き方改革」を誤解して、意味のない仕組み変更をしている会社が多数ありますよね。
それならむしろ働き方改革なんてやらない方が良いと思ってます。
- 働き方改革に疑問を感じている人
- 今後サラリーマンはどうすれば良いのか
【この記事がおすすめの人】
【最後まで読んだら分かること】
働き方改革で崩壊する会社で起こっている悲劇
こんなニュースがありました。ざっくり言うとこんな内容です。
- 働き方改革を導入した企業の88%が失敗だと言っている
- 多くの企業はAIを導入することが目的になっている
- 結局仕事量が減らないので、家やカフェで働くサラリーマンが増えている
- 経営層と社員が目的を共有して変化していく必要がある
いや普通にバカでしょって感じでした笑
こんな文面もありました。
言われたことをやるスタイルに慣れている社員が多ければ、電気が消えれば素直に家に帰ります。
〜中略〜
仕事の仕方を変えずに帰る時間だけ早くしても、うまくいくはずがありません。
〜中略〜
仕事が回らなくなると上司に怒られますので、消灯後にこっそりパソコンと書類を持ち出して近くのカフェで仕事をします。
実際、オフィス街のカフェは19時以降に大混雑しています。
定時では仕事が終わらず、残業も出来ないので19時以降オフィス街のカフェに人が殺到してるみたいです。
マジで意味不明!
ちゃんと理解出来ずに勢いで進んでる会社も終わってますが、正直その状況に甘んじてる社員もどうかと思います。
働き方改革で会社が崩壊する原因
- 手段の目的化
- 経営層と社員の意識共有が出来ていない
- テクノロジーへの理解の欠如
これから詳しくお伝えします。
課題1:手段の目的化
失敗している企業は、AIを導入することが目的になっています。あくまでITツールは手段です。「会社が儲かること」と「社員が幸せであること」を両立させることが目的です。
この文面の通りなのですが、AIを導入するにしても「何のために」の部分を考えてない会社が多すぎます。
- システムを入れて満足する
- 業務が属人化しすぎでAIではそもそも代替出来ない
システムを入れて満足する
1つ目は導入したは良いけど、使い方や管理の仕方が教育されてないため結局人手が必要になるってパターン。
こんなの登山をするためにマウンテンパーカーを買って、テントを買って、ブーツを買って満足して、家で寝てるのと一緒ですよ。
業務が属人化しすぎでAIではそもそも代替出来ない
そしてもう一つは「その人じゃないと仕事が回らない」のでAIがどうこう出来る問題じゃないってパターン。
「この仕事は俺にしか出来ない」ってなんかカッコいいけど、会社組織で考えたらリスクでしかないです。少なくとも数人は内容を分かってないと。
本来AIを導入して「利益を上げる」のが目的のはずなのに、「AIを導入する」が目的になって起きる失敗ですね。
課題2:経営層と社員の意識共有が出来ていない
社長はこうしたいけど、社員は反発している。
こんな状況のまま進めても上手くいくわけ無いですよね?
働き方改革の成功と失敗を分けるのは「意識共有が出来ているか」がかなり重要。
後ほど事例のところで具体的にお伝えします。
課題3:テクノロジーへの理解の欠如
「そもそもAIって何?」って状態のまま、時代の流れにつられて導入する会社もあります。成功するわけ無いですね。
冒頭のAIもそうですが、状況を一気に好転させるツールや制度を探してしまう企業が多いです。しかし、そのような魔法や神様は存在しません。それらを探している時間こそ無駄です。
テクノロジーってあくまで、今の生活を少しだけ快適にするものくらいに考えた方がいいと思います。
移動を快適にしたいという思いから自動車が生まれました。
でも移動そのものがなくなった訳ではありません。事実「どこでもドア」は生まれて無いですよね?
AIだってそうです。
「今の作業を少しだけ効率化出来れば生産性が上がるのに」と言う思いから生まれました。だから作業そのものをなくす訳じゃ無いんです。
問題を根本から解決すると言うよりは、少しだけ快適にするのがツールの役割って思った方が失敗のリスクは減ると思いますね。
働き方改革の成功例
今回は数少ない成功例として2つの企業を紹介します。
- 日本マイクロソフト
- 味の素
日本マイクロソフト
マイクロソフトは働き方改革で成功した希少な例ですが、最初は社員の反対が多かったと言います。失敗してる会社と一緒ですね。
しかし全員の思いが変わったのが「東日本大震災」の時。震災の影響で出社が出来ない中、当時社長だった樋口さんがこう宣言しました。
「一週間は原則出社しないでいい。お客様対応と震災復興を最優先で行いなさい。」
参照元:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57007?page=4
日本マイクロソフトの社員はこの言葉に奮起したそうです。
社員はSNS発信や支援活動をする中で、会社に行くことができなくてもそれぞれの社員が全力で働ける環境がもう整っているんだと働き方を認識。
結果、経営層と社員全員が「腹落ち感」を持ったことで働き方改革は成功しました。
味の素
味の素の大幅な時短を含む大改革を先導したのは、2015年に就任した西井孝明・代表取締役社長でした。
西井氏は、就任直後から「残業ゼロ改革」をスタート。前年は1996時間だった平均年間総実労働時間を1800時間に短縮するという数値目標も掲げた。
参照元:https://diamond.jp/articles/-/221410?page=2
そして実際に2018年度には「1820時間」に。ほぼ有言実行であり、改革スタートからわずか4年で176時間の削減に成功したのだ。
就任当初営業部門の社員に日々の業務を洗い出させてみると、明らかな無駄があることが判明したそうです。
なぜなら全労働時間の25%が「移動」、20%が「会議」に費やされていたから。
さあ、あなたの会社はどうでしょうか?
そこから「どこでもオフィス制度」というサテライトオフィスや在宅ワークが出来る仕組みの導入を行います。
最初は失敗する会社でも良くある「顧客に費やす時間が減る」などの反対意見もありました。
しかし、味の素の営業部門での時短戦略は、「顧客の都合」を尊重したまま、それに関係しない業務時間の無駄をなくす、というものでした。
結果として、味の素では会社が回らないどころか、社員1人の時間当たり売上高2015年度から15%増加したと言うデータが出ています。
崩壊する会社にいるサラリーマンがやるべき3つのアクション
成功例として2社を挙げましたが、冒頭でも言ったようにほとんどの会社は失敗しているのが現実です。
なので、僕たちにとって大事なのは「個人として何をするか」です。
- 今の会社で出来る努力をする
- 副業をして個人で稼ぐ力をつける
- 働き方改革を理解して成功している会社に転職を検討する
今の会社で出来る努力をする
- 業務をシステム化してAIを入れる準備を整える
- ムダな時間を削る(会議、朝礼、形だけの出勤)
- 将来のために勉強をする
もしかしたら自分が発信を続ければ上司の意識も変わるかもしれません。成果を出せば出世の可能性もあります。厳しいですが挑戦する価値はあります。
急成長をしている株式会社divのマコなり社長の動画が参考になったので、よければご覧ください。
あとこれからは勉強してないとマジで損する時代です。自己研鑽は必須ですよ。
副業をして個人で稼ぐ力をつける
これからのサラリーマンには副業は必須。なぜならもう安定は無いからです。
いきなり「月100万稼ぐ」とかは無理ですが、月5万でも個人で稼げるようになれば万が一会社がヤバくなってもリスクを減らせますよね?
お小遣いの足しにもなるので、欲しい時に欲しいものを買えて満足感が得られるかもしれません。
まずは自分の興味あるものからでいいので、小さく始めてみるのがおすすめですよ。
働き方改革を理解して成功している会社に転職を検討する
もう1つの会社に定年まで勤め上げるような時代じゃありません。
トヨタも経団連も終身雇用は無理って言ってますしね。
なので、これからは今の自分にとって一番必要なスキルを得られたり、経験を積めるような仕事を探して転職するのがオススメです。
僕自身、6年半勤めた会社を辞めて、IT業界に転職をして年収100万UPさせました。
これからは転職でキャリアアップをするのが普通の時代になるので、常に頭におきながら仕事をするといいですね。
転職活動をする時は以下の進め方を意識すると、「理想と全然違った!」って失敗を回避出来ると思います。
- 転職サイトに登録して、求人の目処をつける
- 転職エージェントに複数登録して、推薦状付きで選考進む
- 自分で口コミサイトもチェック
- 内定を勝ち取り、会社に退社の意図を伝える
会社に期待せず個人で生き抜く力をつける
今回は「理解のない働き方改革はむしろ崩壊に繋がる事実」をお伝えしました。
- 形だけの働き方改革はむしろ害
- 会社は中々変わらないので、大事なのは個人がどう生きるか
- 自分の将来を考えながら仕事を選んでいこう
確実に会社に依存する時代は終わりつつあります。
ただ、多くの人はまだそのことを実感出来ていません。なので今がチャンスです。
副業なり転職なり、自分の理想的な未来を掴むために今日から行動していきましょう。僕も頑張ります!
僕の公式LINEでは転職や副業などについての相談も無料でやっているので、是非登録してみて下さいね。
形だけの働き方改革はむしろ悪だと思っています。