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転職エージェントってデメリットあるの?
どんな人が使うべき?
使う時の注意点も知りたいな~
こんな疑問を解決出来る記事です。
なぜなら僕自身、転職エージェントに10社以上登録して使った経験があるからです。
その中でぶっちゃけ転職エージェントの印象が良くも悪くも変わりました。
この記事では「転職エージェントに騙されずに最大限利用する方法」を知ることが出来ます。
最後まで読んでいただければ、転職エージェントのメリットもデメリットも理解出来て、効果的な使い方をしてもらえるようになります。
そもそも転職エージェントとは?
転職エージェントの名前は知ってるけど、仕組みを良く分かっていない人のためにざっくり説明します。
転職エージェントは「求職者が全て無料で転職のサポートを受けられるサービス」のことです。
一人だと難しい転職活動を無料でサポートしてくれるサービスですね。
これだけ聞くと「めっちゃ良いやん!」って思うんですが、転職エージェントも会社なのでボランティアではなくビジネスです。
と言うことはどこかでお金が発生しています。
どのタイミングで転職エージェントは収益を上げるかと言うと「企業に転職者を内定させた時」です。
つまり逆に言うと求職者を企業に内定させないと、いくらサポートをしても基本的に収益が発生しません。
なので転職エージェントは「あなたを出来るだけ早く内定させるために、働きかけてくる」ことを大前提として覚えておきましょう。
転職エージェントのデメリット6つ
さて前提を理解してもらったところで「転職エージェントを使う時のデメリット6つ」をお伝えします。
こんな感じになっています。
- 時間がかかる
- 案件紹介を受けられない可能性
- 担当者の質にバラつきがある
- 希望と違う求人を紹介される
- 急かされる感覚
- 必ず内定をもらえるわけではない
それぞれ後ほど詳しく説明していきます。
その前に「よくある勘違い」を1つ紹介します。
それは「転職エージェント経由だと紹介料を払わないといけないから、内定率が落ちたりしないの?」という疑問です。
結論から言うと「基本的に落ちませんし、むしろ有利なことが多いです。」
何故かと言うとまずは転職エージェントが紹介してくる時点で、一定以上のレベルの人しか来なくなります。単純に手間が減りますよね。
加えて企業とエージェントの契約上、もし短期間(約半年以内)で採用者が辞めたら「紹介料の20~70%を返金する」ケースが多いんです。
企業のみが負担を負わないシステムになっているので、転職エージェント経由での紹介はむしろ有利になることが分かるかと思います。
時間がかかる
まず1つ目の転職エージェントのデメリットですが「一人でやるよりも時間がかかります。」
ざっくりと転職エージェントの流れを説明すると
- 登録
- 面談日程を調整
- 面談(直接or電話)
- 求人の紹介と応募(履歴書、職務経歴書の添削など)
- 書類選考と面接対策
- 面接
- 内定
こんな感じで進みます。
面談などが入る分、一人でやるよりも時間はかかるので「とにかく早くしたい!」って人はおすすめ出来ないかもです。(最短でも1か月は必要です)
ただ大事な転機となる転職活動なので、そもそもあまり余裕のないスケジューリングは避けましょう。
案件紹介を受けられない可能性
2つ目の転職エージェントのデメリットは「断られる可能性」です。
これには「個人」と「転職エージェントのサポート範囲」の2つの場合があります。
個人の問題 | エージェントの問題 |
転職回数が多い | 住んでいる場所 |
希望の職種が特殊 | 年齢 |
ブランクが長い | 希望業種、職種 |
転職への意思が弱い | 社会人未経験 |
紹介された求人の 内定辞退を複数している |
よく分からないって人はこちらの記事に詳しく書いてあるのでご覧下さい。
担当者の質にバラつきがある
3つ目のデメリットは「担当者との相性と質」です。
メリットにもデメリットにもなるのが「キャリアアドバイザー」です。
キャリアアドバイザーに対するネガティブな口コミだと
- 連絡が返ってこない
- 経験値に違いがありすぎる
- 企業との関係性が足りない
- 年収交渉などをしてくれているか分からない
こんな声も正直見られます。
ただ担当者も人間なので完璧は有り得ません。
合わないなって思ったら正直に言って担当者を変えてもらいましょう。
心苦しいかもですが、転職するのはあなたなので妥協は禁物です。
希望と違う求人を紹介される
4つ目のデメリットは「希望と違う求人の紹介」です。
先程の転職エージェントの仕組みでお話したように、内定が出ないと転職エージェントに収益は生まれません。
つまりタダ働きになるってことなので、出来る限りあなたをどこかの企業に内定させるために必死です。
それ自体は良いことなんですが、収益のために「とりあえずどこでも良いから内定出やすい企業」を紹介するエージェントもぶっちゃけいます。
これは本当に気を付けないといけないですね。
急かされる感覚
5つ目のデメリットは「急かされる」ことです。
基本的に転職エージェントのサポート期間は「3か月~半年間」の場合も結構あります。
キャリアアドバイザーとしては期間中に内定を決めたいので、無意識のうちに急かしているような対応になる人もいるでしょう。
ただこれも転職をするのはあなたなので、気にせず自分のペースで転職活動を進めれば大丈夫です。急かされても適当に受け流しましょう。
必ず内定をもらえるわけではない
当たり前ですが転職エージェントを使っても内定が確実にもらえる訳ではありません。
あくまでエージェントはあなたのサポートをするだけなので、ここは勘違いをしないようにしましょう。
「転職エージェントを使ったのに面接になんで落ちるんだ!」なんてことを言わないように。
転職エージェントのメリット7選
さてここからは転職エージェントのメリットを7つご紹介します。
こんな感じです。
- 面倒な手続きをすべて代行してくれる
- 強みの発見
- 面接対策や書類添削
- 非公開求人の紹介
- 面接後のフォロー
- 年収や条件面の交渉
- 退職に関する相談
それぞれ簡単に説明しますね。
面倒な手続きをすべて代行してくれる
これは最大のメリットですね。
- 求人探し
- 選考への応募
- 雇用契約書の確認
- 企業との連絡
このあたりを全て代行してくれます。
転職サイトなどでやる場合、全て自分でやることになるので時間の短縮を出来るだけでもありがたいですね。
強みの発見
自分から見ると見えなかった長所を発見してくれるのもメリットです。
あなたの経歴や実績を見て、「こんなところも売り込むと良いですよ」って客観的に言ってくれるので企業目線から見て魅力的なPRが出来ますよ。
面接対策や書類添削
面接対策や履歴書・職務経歴書の添削もポイントですね。
文章を書くのが苦手な人、面接が苦手な人って結構いると思うので、
無料で何度も対策してもらえるのはメリットですよね。
非公開求人の紹介
これも転職エージェントならではのメリットです。
転職エージェントは企業がまだ公開していない求人をたくさん持っています。
企業とエージェントの信頼関係あってこそなので、自分一人で転職活動をしている時には絶対に出会えません。ここを聞いてみるのもおすすめですね。
面接後のフォロー
「面接で思うようにしゃべれなかった…」って時ありますよね。
僕も本命企業の面接で張り切り過ぎて空回りした経験があります笑
こんな時に転職エージェントであれば面接後に企業に対して電話でフォローしてもらうことが出来ます。
面接ミスったときにフォローしてもらえるのはデカいですよね。
年収や条件面の交渉
自分で直接、年収や待遇面の交渉をするのはハードルが高いですよね。
そんな時も転職エージェントであればサポートしてもらうことが出来ます。
中には現年収より100万以上もUPした人もいるので、積極的に狙っていくと良いですよ。
退職に関する相談
現職の企業と退職についてトラブルになるケースも0ではありません。
特にブラック企業だとあり得ますよね。
こんな時も転職エージェントに相談に乗ってもらうことが出来ます。
一人だとメンタルしんどいけどプロに相談できるので安心ですよね。
転職エージェントを使うべき人・使うべきでない人
転職エージェントのメリットとデメリットは大体分かってもらえたかと思います。
ここからは転職エージェントを使った方が良い人、使わない方がいい人についてお伝えしていきます。
転職エージェントを使うべき人
基本的には全ての人が転職エージェントを使った方がいいのですが、特に以下にあてはまる人は確実に使いましょう。
- 転職が初めての方
- 転職の検討段階で、意見が欲しい方
- 自分の軸をしっかり持っていて、流されないで出来る人
- 転職に失敗した経験がある人
- 平日休みにくい方(企業との調整が難しい)
- 面接に苦手意識がある方
- 未経験業種に挑戦したい人
- 絶対に行きたい企業がある方
まあぶっちゃけ完全無料なので、使ってみて最終的に転職エージェントから応募するか自分で応募するか選ぶのも自由です。
気軽に利用してみましょう。
転職エージェントを使うべきでない人(転職サイトがおすすめ)
例外として転職エージェントをおすすめしない人も挙げておきます。
- 離職率がたかく大量採用を行う企業を志望する場合(*不動産、証券、人材、飲食、小売、その他ブラック企業)
- 自分のペースで転職活動を進めたい
- まだ転職の意思や軸が決まっていない
これらに該当する人は転職エージェントじゃなく転職サイトをおすすめします。
ちなみに1つ目の理由は「採用コストをかけたくない企業が多く、転職エージェントには求人があまりないから」です。
利用するのは業界No.1の「リクナビNEXT」で問題ないと思いますよ。
正しい転職エージェントの選び方と活用法
ここまで来れば正しい転職エージェントの選び方さえ分かればあとは実践するだけです。
いくつかポイントを押さえておきましょう。
- 複数のエージェントに登録する(4~5社)
- 条件毎に選ぶエージェントを絞る(総合型と特化型)
- エージェントを信じすぎずに自分でも調べる(ミイダス、Openwork)
こちらの記事で詳しく書いてるので参考にして下さい。
おすすめの転職エージェント紹介
って人のために登録必須の総合型転職エージェントを4社と特化型エージェントをグラフでご紹介します。
(登録必須の大手総合型エージェント)
(特化型おすすめ)
おすすめ① | おすすめ② | |
首都圏 | type転職エージェント | |
管理職・高年収 | JACリクルートメント | |
IT業界 | ワークポート | |
アパレル | ファッショーネ | |
アスリート | 【アスリートエージェント】 | |
外資・海外 | JACリクルートメント | |
エンジニア専門 | TechClips | techcareer freelance |
看護師 | ナースエージェント |
上の4社に加えて、自分の行きたい業界や条件が決まっている人は特化型1~2社に登録して運用していくといいですよ。
最終的に相性の良い2~3社に絞ればOKです。
まとめ
今回は「転職エージェントに騙されないで効果的に活用する方法」をお伝えしました。
ポイントをまとめるとこんな感じです。
- 転職エージェントにはメリットもデメリットもある
- そもそもボランティアではなくビジネスなので信じすぎは厳禁
- しっかり把握すれば転職エージェントは最高のパートナーになる
より良い働く環境を求める人、今の職場が辛すぎる人、転職の理由は様々だと思います。
しかしどちらにせよ今よりもっと良い環境を求めるのであれば、転職エージェントの利用は是非おすすめしたいです。
「仕事がめっちゃ充実してる!プライベートとの両立が出来て最高!」
そんな転職での成功を掴み取りましょう。
おすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい人はこちらも是非ご覧下さい。
未経験業界への転職活動、面接開始2日で内定獲得した
おけこと申します。
現在副業でブログとココナラでTwitterコンサルをしてます。
Twitterアカウント:フォロワー数2340人くらい