(この記事は3分くらいで読めます)
こんな疑問を解決出来る記事です。
なぜなら僕も2日前に買って読みましたが、面白くて1日で読み終わり、ホットな思いを今からお伝えするからです笑
この記事では「これからの時代に必要な要素」を知ることが出来ます。
最後まで読んでいただければ、これからの時代で重要になってくる本質が分かると思います。
そもそもハートドリブンとはなんぞや?
本書「ハートドリブン」は株式会社アカツキの創業者である塩田元規さんが書かれた本です。
ざっくりと解釈するなら「論理とかよりもこれから大事なのは感情、分かち合いじゃん?」って感じですかね。
アカツキはゲームなどのエンタメを扱う会社で、様々なものをエンタメ化するというコンセプトで事業を行っており、
7年目に一部上場を果たし、2018年の決算で売上高281億円、利益136億円という化け物みたいな業績を叩き出しています。
この本では代表の塩田さんの経験を元に、現在のハートドリブンな思考へと達した経緯が語られています。
ハートドリブンの概要
どんなことが書かれているかを目次ベースで紹介します。
- これからの時代を生きるあなたへ
- ワクワクやつながり。心の時代へのビッグシフト
- 僕自身の企業の物語
- 一つの進化は次の進化へのプロセス
- 魂の進化とそれを阻む罠やモンスターたち
- 魂の進化は無駄が大好きだ
- 旅を経て思う、ハートを中心と経営スタイルへ
- さあ、ハートの扉を開く旅を一緒にスタートしよう
- 繋がりの中の奇跡
日本は先進国として成長を遂げて、人々は不自由なく暮らせるようになりました。
そのため物自体の価値では、人の購買行動が起きづらくなり、より購買行動は複雑化しています。
会社組織を運営していくうえで、人々がどんな感情を持って行動するかを知ることはとても重要。
この本はそんな人の思いを知るきっかけになる一冊だと思います。
ハートドリブンを個人的に解説
最適でも週に一冊は本を読む僕が、一日で読み終えたこの本をざっくり解説します。
僕の場合、
自分にとってあまり刺さらない本だと全然読むスピードが上がらず苦戦するのですが、この本はどんどん読み進めることが出来ました。
読み終えてみて、僕が個人的に良いなと思ったポイントをご紹介します。
- これからの購買行動は哲学や信念に共感することである
- アカツキではdoing(サービス)とbeing(在り方)を一致させることを意識している
- 苦しい時、戦略のアドバイスじゃなく寄り添ってくれる人が一人でもいると救われる
- 人生の目的は誰かから承認されることではなく、本当の姿を表現して自分らしく生きること
- 理解と同意を分ける
- 分かち合う時間が距離を縮める
これらについて少し深堀してお話していきます。
これからの購買行動は哲学や信念に共感することである
この考え方は肌で感じている人も多いかもしれませんね。
戦後の日本ではモノが不足していたので、便利なモノを作れば売れる時代でした。モノ自体がすごく価値を持っていたんです。
パナソニックの創業者松下幸之助氏は「蛇口を捻ったら水が出てくるかのように、便利なモノをどんどん生み出していく」
これをモットーに会社を成長させました。
しかし、現代では生活水準が上がり、モノ自体の価値では人は購買行動を起こさなくなっています。
その代わり、感情が動く瞬間に対して払うお金は増加傾向です。
例えば「Appleの新商品を毎回買う人」「フェスに行きまくる人」などは、体験を通して感情が動くことにお金を払います。
これからはサービス内容の質だけでなく、どれくらい人に共感をして貰えるかという感情的なアプローチが重要になってくるでしょう。
アカツキではdoing(サービス)とbeing(在り方)を一致させることを意識している
世の中には素晴らしいサービスを作っている会社はたくさんある。
しかし、その会社の従業員が素晴らしい生活を送っているかというと現実はそうでもないです。
毎日新しいサービスを生み出すために残業の日々。
休みも取れずに休日も働き、家族との関係はボロボロ。
こんな現状がたくさんあります。
しかし、そんな生活では持続的な成功は掴めない。
そのためアカツキでは人とサービスのどちらも素晴らしいものにすることを意識しているとのことでした。
外面のdoing、内面のbeing。このどちらも充実したものにすることがこれからの個人や会社の理想的な未来だと思います。
苦しい時、戦略のアドバイスじゃなく寄り添ってくれる人が一人でもいると救われる
責任感が強い人ほど弱音を吐くことが出来ない。
塩田さんも昔から長男として気丈に振る舞うことが多く、周りに弱音を吐けなかったと言います。
僕自身、同じ思いを感じたことが多かったのでとても共感しましたね。
アカツキは3期目に事業で大失敗をして、苦しい状況に立たされます。
しかし、塩田さんは代表として周囲を鼓舞し、気丈に振る舞っていました。
ただ、数年前から交流があった勝屋夫妻にだけは弱みを見せることが出来て、「もうしんどい、、、」と漏らしたそうです。
勝屋夫妻はとても優秀な人たちなので、戦略上のアドバイスも出来たはずです。
しかし、勝屋夫妻はただ塩田さんに寄り添って泣いてくれました。
彼らの優しさを感じて、塩田さんはまた奮起することが出来、新しく発表したサービスを成功させて窮地を脱することが出来るのです。
人間誰しも弱音を吐きたい時がある。
でもそんな時にアドバイスをするのではなく、ただ傍で寄り添ってあげることだけでも救われる人はいるんだなって改めて感じました。
人生の目的は誰かから承認されることではなく、本当の姿を表現して自分らしく生きること
僕たちは誰かに認められたいと本能的に感じる生き物です。
それを否定することは出来ないし、僕の中にもあります。
しかし、承認欲求を満たすために生きるのはすごくつらい。
ってなることもあるでしょう。
大切なのはそういうネガティブな感情もありのまま受け止めて自分らしく生きること。
全員に好かれなくたっていい、深く繋がれる人が一人でもいれば良い、ってこの本を読んでいて思いました。
理解と同意を分ける
仕事でもプライベートでも相手の事を無意識にコントロールしようとすることってないだろうか?
「自分はAの方がいいから、どうにかしてAにするように説得する」みたいに。
でもそもそも違う人間だから、考えが一緒になる方が不自然ですよね。
そんな時は相手の意見をありのまま「理解」するようにしましょう。
決して自分の意見との「同意」を求めない。
頭では簡単に分かるけど、実践するのは難しい。
でもこんな人になりたいと思いました。
分かち合う時間が距離を縮める
一見、非生産的に見える時間が効果的なケースってある。
仕事外の飲み会やサークル活動が関係性を作ったりしますよね。
もちろん義務ではないし強制は出来ないけど、そういう時間が意外と大切なことは理解しておきたいと思う。
仕事っていう打算的な要素が絡まない時ほど、人間性が見えたりしますからね。
AIとかテクノロジーは発達するこれからの時代でこそ、人と人にしか出来ないコミュニケーションが大事になるのを感じました。
まとめ
今回は「 これからの時代に必要な要素 」をお伝えしました。
ポイントをまとめるとこんな感じです。
- 物の価値から体験の価値へ
- 一人の人間としてどう生きるかが仕事でも重要
- 一見、非生産的なことに将来性があるかもしれない
テクノロジーの進化で世の中は益々便利になってくるでしょう。
しかし、そんな時代だからこそ、人にしかできないことに価値が生まれます。
もしかしたら昔の様な人と人との繋がりがキーワードなのかもしれませんね。
これからの時代に当たり前となる転職、副業についての記事はこちら
有休消化期間で鬼読書しようと思ってます。